質問、スクリーニングテスト、飲酒の「何が悪い」か
id:RRDさんへ
派遣村民が酒を飲んでなにが悪い - NOW HERE及びに酒を飲む派遣村民を雇わなくてなにが悪い付けられたブックマークを読みました。
RRD バカはてめーだ。禁止されてる場所で酒を飲む、これだけでアルコール依存症のスクリーニングテストを必要十分に満たす。書かれないと分からないバカはモノ書くな。雇えなんて誰が書いた？妄想ヒドすぎ。病院行け。 2010/01/11
アルコール依存症のスクリーニングテストCAGE、AUDIT、KASTに加え、アルコール依存症の診断基準となるICD-10とDSM-IVも確認しましたが、当該の記述は見当たりませんでした。
いったいいかなるスクリーニングテストを参照されたのか、また、なぜそれを採用されたのか、スクリーニングと診断の差異についてどうお考えか*1できれば教えていただけませんでしょうか。特にスクリーニングテストの種類とその項目が気になっています。よろしくお願いします。
参考までに、上に挙げたスクリーニングテストのひとつCAGEを以下に記します。
1)飲酒量を減らさなければならないと感じたことがありますか。
2)他人があなたの飲酒を非難するので気にさわったことがありますか。
3)自分の飲酒について悪いとか申し訳ないと感じたことがありますか。
4)神経を落ち着かせたり、二日酔いを治すために、「迎え酒」をしたことがありますか。
以上の項目に2つ以上当てはまる場合、アルコール依存症の可能性があります。
ここを読んでる人で、2つ以上チェックがついた人はアルコール依存症の可能性がありますが、病院に行くかどうかはご自分で判断するかまたは近しい人他と相談するなどして決めてください。2つもチェックがつかないけど「自分は依存症かも」と思う人も心配なら病院に行ったらいいです。別の病気かもしれませんしね。
もちろん、派遣村で就職活動経費として与えられた金で酒を買った人たち、飲んではいけない場所で酒を飲んだ新成人などがこれに当てはまるかどうかは定かではありませんし、新聞記事を読んだ程度で定められるものでもないことを付け加えておきます。
「酒を飲んで何が悪い」について
その人がアルコール依存症だった場合、治療には断酒をするしかなく飲酒することで状態は悪化します。
飲酒はアルコール依存症患者の「体」に「悪い」んです。
たとえアルコール依存の原因が同情すべきもの（たとえば貧困ですが）であったとしても、患者を援助しようとするなら（どんな状況下でも）「一滴も酒を飲むべきでない」「酒を飲むと体に悪い」とゆうべきであり、（第三者だからとゆって）「酒を飲んで何が悪い」などとゆって飲酒行為を肯定（または肯定するともとれる表現を）してはいけません。*2
RRDさんが貧困者に同情的で何とかしたいってゆうのは分るんだけど、病気への理解がいわゆる「アル中」の域を出てないとゆうか、依存症について真剣に考えたことあるのかなーて感じでした。
